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病院のこと


Q 子どもがまだ小さいので付き添いたいのですが、病室にとまれますか。
A 病院によってまちまちです。完全看護でどのような状態であっても、何才であっても付き添えない病院も多いようです。付き添える病院では、簡易ベット等を利用して付き添います。病院によっては、ベットや布団を貸し出してくれます。

兄妹児がまた小さい時など自宅に帰れることがいい場合もあります。

また、患者が未就学児だと、自分で状況を把握できないで、不安や恐怖にとらわれてしまうこともあるてしょう。そんな時も家族が付き添うことができれば少しは安心できるかもしれません。 どちらにせよ、クリーンルームに入ったら付き添うことはできなくなります。

クリーンルームでは、原則的には、看護婦が一人付いてくれるので身のまわりのことは、不自由しないてしょう。また、小児の移植患者に対しては、看護業務だけではなく遊び相手になってくれたり、ゲームを一緒にしたり、眠るまで手を握ってやさしく肩をたたいたりと親身になった世話をしてもらうことかできます。お母さんもきっと安心して、まかせられるでしょう。




Q 付き添えない病院の場合、地方からかかった場合、近くにアパートなどを借りる事になるのでしょうか。ファミリーハウスもあると聞いたのですが、どんなところでしょう。
A ファミリーハウスに関して平成11年度、政府は予算を計上しています。ファミリーハウスを必要とする病院に対して、5室を作る補助金が付きました。高度医療を行っている病院など他の都道府県からの患者を受け付けている病院が対象になっています。

但し、ハードの部分に予算は付いていますが従来民間が運営していたファミリーハウスのようなアットホームな受け入れの体制をとれる所は少ないでしょう。 利用料は、千円〜ニ千円程度でしょう。家具や食器など生活の必需品は整っています。

また、平成12年には、アメリカのノウハウを導入した、マグドナルドハウスもできるようです。

近くにこのようなファミリーハウスがない場合は、ウイ−クリ−マンションなどの利用を考えるしかないかもしれません。

病院の近くのボランティアセンターなどで探してみるのもいいかもしせません。個人の方が自宅の一室を提供して下さる場合もあります。

なお、日大板橋病院には、ファミリーハウスが5室あり、各部屋にバストイレがある1DKです。




Q 長期の入院で、勉強がついていけなくなってしまうのではと心配です。院内学級や、訪問学級を受けることはできますか。
A 現在、院内学級を取り入れている病院より訪問学級を行っている病院の方が多いのですが、それでもまだまだ行われていない病院の方が多いのが現状です。

病院の理解と協力がないと実現しないのです。今いる病院に訪問学級などを設置してほしいと望んでいる子どもが何人いるのかを、まず把握する必要があります。そして、その親たちで協力しあい病院に働きかけます。

そこで、問題になってくるのは、場所の設定(病室で個人に教えるのか、教室を設置するのか、食堂などの一部を借りるのか など)小児科に入院している子供だけなのか、外科なども対象にするのか、など病院側がどこまで協力し、その必要性を感じてくれるかだと思います。

たとえば東京都では、病院側が受け入れることを認めてくれた場合、病院の方から東京都の方に申請します。就学相談室(笹塚 TEL 03−5454−3651)に連絡して、そちらの相談員の方と病院側の話し合いになり実現するかどうかが決まります。

院内学級も訪問学級もメリットとしては、普通の学校に通学しているのと同じ条件になり、出席日数として扱われます。デメリットとしては、今、在籍している学校から院内学級などの管轄の養護学校に転入しなければ受けられないということです。そのため、希望する人が少なくてなかなか実現しないというのがほとんどです。

ですから、個人で家庭教師を雇ったりボランティアの大学生を頼んだりしているようです。ボランティアセンターなどで地元のボランティアを派遣してもらうのもよいのではないでしょうか。




 

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