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大川原朋子のユニバーサルデザイン評価


現役女子高生である大川原朋子さんが、夏休みを利用して、私たちの身近にあるものをユニバーサルデザイン的観点から考えてみました。さて、どんなものが出てきたのでしょうか…。



ファミレスバージョン

デニーズ デニーズでは、体の不自由な人のために階段の下にインターホンが設置してあって、階段の下まで迎えに来てくれるサービスや、点字メニューを完備しています!!
サイゼリヤ トイレにお年寄りのために、手すりが設置されています!!実はお年寄りだけではなくけいくんのような体のかたくなっていく病気の子どもたちにも優しい設計なのです。


イベントバージョン

東京
ディズニーランド
車椅子の人はアトラクションに最優先してくれます。


乗り物バージョン

東急世田谷線 最初、車椅子の人のためにとりつけたリフトがあまりにも時間と人手を費やしてしまうため、すべての駅と電車を工事して段差のない駅を実現しました。


身支度バージョン

マスク 今、バンダイなどのおもちゃメイカーからもたくさんキャラクターもののマスクが発売していて、風邪をひいた子だけでなく、病院で頑張っている子どもたちに大人気です。
タオル地の
帽子
この帽子はふつうは水泳の後に髪が濡れていて洋服を濡らさないためにかぶるもの。でもこの帽子は病棟でも大人気。移植後で髪が抜けて子どもたちはみんなバンダナを頭に巻いたり帽子をかぶって過ごします。そんなときタオル地の子の帽子は肌触りがとってもいいからです。
バンダナ もちろんバンダナも大人気。
UVカットの
帽子
移植後の子どもが外に出る時帽子は必需品!!さらにUVカットだと嬉しい。
UVカットの
お洋服
移植直後の子どもたちは直射日光にあたることができません。そんなときとっても便利なのがUVカットのお洋服です。日本ではあまりない。
日焼け止め 絶対日に当たってはだめ!!そんなときとっても便利。とくによくのびるものや白くならないものが人気です。
キャラクターもの
のパジャマ
パジャマにキャラクターのイラストがあるものや、きぐるみのようなパジャマなど、病院で一日中過ごす子どもたち!パジャマで人気者!?
ズボン けいくんいわく腰のところがゴムのこのズボンがとっても履き脱ぎしやすくてお気に入りだそうです!
この靴は紐もないし、誰でも簡単にはけます!!スポン!!体のかたいけいくんにはとってもお気に入りなくつなのです。
靴2 ベリベリっとこれもとっても便利なのです。しっかり固定されるので、運動会などの走る時には便利です。


遊びバージョン

ゲーム たくさん発売されている持ち歩けるゲームは病棟内で大人気!!たくさんの時間を過ごさなきゃいけない子どもの友達です!とくに最近は対戦コードの発売のおかげで、病棟内でどんどんお友達を作ったり、待ち時間隣の子と対戦したり。
パズル どんな年の子にもそれ相応のパズルがあるし、音がしないから隣の人に迷惑をかけないしマイペースにできるのでどんな子にも。
人形 ひとりぼっちの夜や、痛い治療の後にいつもそばにいてくれるお友達!ひとりひとり遊び方は違ってもみんなが必ずひとつは持っています。
ペット型ロボット 病棟では絶対に飼えないペットもロボットなら、無菌なので安全。みんなで一緒に飼ったり病棟で一緒に成長していけたらいいですよね。
マンガ 読んでいる間はその世界に入り込んで、走り回ったり。大恋愛をしてみたり。暇な時間にはマンガは必需品です。
PHS 病院の中の機械に影響しないPHS。病棟からメールを送る時などにとっても便利。
濃い鉛筆 みんなが普段美術などの時使うこの鉛筆も手の力が弱い子にはとっても便利です。
アレルギー検査
済み表示のある
泡風呂
バンダイから出ている可愛いプーさんやポケモンの泡風呂はアレルギー検査をしましたっというマークがきちんと表示してあります。


食べ物バージョン

30%のジュース なっちゃん、クーなどのあっさりした飲みやすいジュース。実は病気で30%以下のジュースしか飲めない子は多くて、そんな子どもたちにも大人気なのです。
カロリーオフの
お菓子
病気の中には、太ってはいけないとお医者さんに言われる病気もあります。そんな子どもたちにも健常者の子どもにもダイエット中の人にもおいしいそんなカロリーオフなおやつは強い味方です。


お母さんが便利バージョン

軽い絵本 長い長い時間、読み聞かせをする時に軽いもののほうがお母さんに優しいデザイン。
紙芝居 クリーンルームという部屋に入った時ガラス越しでしかおしゃべりできない。そんな時に読んであげることができてとても便利。


番外編

お母さん 寂しくならない。
ナースコール 苦しい時看護婦さんが助けにきてくれる。
自動ベッド お絵書きをしたり、ゲームをする時、らくちんに起きあがれていい。
もう1人の自分 けいくんは入院中、架空の世界で生きる自分のお話しをお母さんと毎日話しました。病院の中にいても自分のかわりに走り回ったり、大冒険をしたり。これは何もなくてもいいから。



■あとがき

以上、いろいろ考えてみました。「特別なニーズのある」こどもたちのことを考慮に入れて、ものを造り出す会社がもっともっとふえて、そして、もっともっと使いやすいものがたくさんできてくるといいなと思いました。

大川原 朋子
 

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